社長ブログ

『こおろぎ』が届きました【パート2】

(2005年06月30日)

こおろぎ

本当の勝利

私達経営者は、いろいろな方と交渉する事があります。
私などは、つい自分の意見を通したいと思いがちですが、果たして自分の意見が通ったら「勝利」なのでしょうか?
人との交渉において、「本当の勝利」があるとしたら、それはどのようなものなのでしょう?

自分一人の力で生きていると思っている人にとっては、自分の意見が通れば、それが「勝利」かもしれません。しかし、私のように、人は人に応援してもらう以外に生きていく方法はないと考えている人にとっては、そうは思えません。

人によっては、「今回、全て相手の意見を通す代わりに、二度とこの人とは付き合わないぞ!」と決心する人もいるからです。それでは、たとえ自分の意見が通ったとしても、「負け」だと思うのです。

社員さんや子どもを指導するとき、その場では言うことを聞いてくれたとしても、反発心を強めたり、仕返しの種を植え付けたりしているかもしれません。そこまでいかないまでも、頑張ろうと思わなくなるかもしれません。
それは「本当の勝利」ではないと思うのです。

時々、経営者と社員さん、親と子が対等に言い合うシーンを見かけますが、私はその時点で、経営者や親の負けだと感じています。部下や子どもからその存在を認められていたら、対等の言い合いになどならないと思うのです。
こうしたことを踏まえて、「勝利」をランク付けすると、

本当の勝利・・・こちらの意見が通って、相手との関係が深まる。
最低限の勝利・・こちらの意見を譲って、相手との関係が強くなる。
危険な勝利・・・こちらの意見は通るが、相手との関係が悪くなる。
うわべの勝利・・こちらの意見を譲っても、関係が深まらない。
本当の負け・・・こちらの意見も通らず、相手との関係も悪くなる。
となります。

私は、人と何かを折衝するとき、「本当の勝利」を狙って話をしていますが、最低でも「最低限の勝利」を確保したいと思っています。
皆さんは、どんな基準をもって交渉に臨んでるでしょうか?

最近では、部下や子どもとキチンと向かい合わず「うわべの勝利」ばかりをとる大人や、今、自分の意見を通すことばかりを「勝利」と考える大人が増えてきている気がしますが、相手との関係が深まらなくては「本当の勝利」ではないと思うのです。
皆さんはどう思われるでしょうか?

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