こおろぎ増刊号が届きました!

(2005年06月04日)

申し訳ない杉井さんから“こおろぎ”が届きました。

言葉で先日聞いたお話ですが、文字で読ませてもらうとまたいろいろ考えさせられますのでご紹介します。

事故の教訓

JR福知山線で本当に悲しい事故が起きてしまいました。その対応の悪さにマスコミの避難が集まっていますが、皆さんは今回の事故をどのようにお考えでしょうか?

今回、JR西日本の職員が、事故の当日にボーリングや親睦会に参加していたことがマスコミに追求されていましたが、正直なところ、今の日本でどれだけ責任を問えるのだろうかというのが私の感覚です。私は経営者ですので当然会社に向かいますが、社員さんなら「必要があれば連絡がくるだろう」と考えて会に参加してしまう人がほとんどだと思うのです。

 おそらく親睦会に参加した人達も、目の前に怪我をしている人がいたら、必死に救出活動をすると思うのです。
 今回の報道を見ていると、被害者の気持ちを思って追求しているかのようですが、親睦会に行っていた報道を聞いて気持ちのよい被害者がいるでしょうか?もし本当に被害者のことを考えているのなら、まだ原因が調査中の段階で、亡くなった運転士の名前や写真、過去の処分暦といった個人情報を国民に知らせることはしないと思うのです。
運転士さんにもご家族があり、その報道を見る親御さんたちがどのような思いをしているかと考えると、人の不幸を利用した視聴率稼ぎに思えてなりません。

 JR西日本の体質についてはいろいろと改善しなくてはならない点がある
かと思いますが、そうした議論は専門家に任せて、「どうして事故が起こったのか?」「運転士が1分30秒の遅れを取り戻そうとしたのはなぜか?」を自分達の頭で考えてみる必要があると私は思うのです。

 運転士さんが遅れを取り戻そうとしたのは、「時刻に遅れることによる罰(処分)がイヤだった」という理由もあるとは思いますが、「ダイヤを乱すと、多くの人の足に混乱を生じさせ、迷惑をかける」ということも大きな理由だったと思われます。JRが時間を乱した運転士を処罰するのも、時間が狂うとダイヤが乱れて多くの乗客に迷惑をかけるからでしょう。

 以前、台風のため私が乗っていた新幹線が新横浜の駅で立ち往生したことがあったのですが、そのときの駅の様子は本当に凄いものでした。「いつになったら走るんだ!ハッキリしろ!」といった罵声が対応に追われる職員に容赦なく浴びせられたのです。「いつになったら走るんだ!」と言われても、相手は台風なのです。

 もちろん被害を受けた皆さんのお気持ちは察して余りあるものがありますし、設備の遅れや体質の改善はしていかなくてはならない課題だと思いますが、ダイヤの乱れを起こさせない理由のいくらかは、私たち乗客にもあると思うのです。

 今回、私が報道を聞いていて最も恐ろしく感じたことは、自分達がこの事故の加害者であるという自覚を感じている人があまりにも少ないということです。

 事故の調査委員でもない私たちが、JRについてどうこう言っても仕方のないことです。それよりもこの事故を契機に、もう一度私たちの生き方を考えてみない限り、第二、第三の事故が起こるかもしれないと思うのです。

 最近では幼稚園のお迎えの際に「ありがとうございました」という言葉を聞かなくなりました。「預かってもらっている」のではなく、「預けてあげている」と考える親達が増えてきたのです。確かにお金を払うと「してもらって当然」という権利意識が強くなりがちですが、あまりにも「お世話になっている」という事実が忘れられてきた気がします。

 福知山線のご遺族のためにも、私たちの生き方によって二度とこうした事故を起こさない環境をつくる必要があるのではないでしょうか?ご冥福を心からお祈り申し上げます。

みなさんはJR福地山線の悲しい事故。どのように感じたでしょうか?

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