「こおろぎ」が届きました

(2005年07月25日)

こおろぎ賢い消費者?

先月、既在の大型電気量販店のすぐ隣に、新しい大型電気量販店がオープンしました。

どちらのお店も相手の店に負けまいと大きなチラシをうち、相手よりも一円でも安くしようとするため、どちらのお店もお客様でいっぱいです。私たち消費者にとっては、とてもありがたい競争ですし、両方のお店も互いに相乗効果を上げているようです。

オープンの模様を伝えていたテレビによると、何か電化製品を買おうと思ったら、まずどちらかの店に行って店員さんに掛け合い、値引きをしてもらったうえでもう一方の店に行って、最初のお店より安くしてもらって商品を購入するのだそうです。

しかし、それではまだ普通の消費者です。「賢い消費者」となると、二店目に行ったお店では商品を買わず、二店目の店の金額を持ってもう一度、最初に入ったお店に戻り、その金額からさらに値段を引いてもらって商品を購入するのだそうです。

最近では消費者の意識も変わり、男性でもコンビニで消費期限を確認して、期限が長く残っている商品を選ぶ人が増えてきました。
それが「賢い消費者」のようです???

しかし、コンビニで買ったお弁当を何日間も保存する人がどれだけいるのでしょう?
皆が消費期限の長いお弁当を選ぶと、消費期限の短いお弁当が売れ残り、多くの食べ物を捨てることになります。よその国では、食べ物がなくて多くの子どもたちが死んでいるのに、日本ではたくさんの食べ物を捨てているのです。本当に「賢い消費者」なら、お店のためにも、食べ物を無駄にしないためにも、消費期限の短いほうの商品を買うのではないかと思うのです。

ところで、ゴミとして捨てられるお弁当の金額を、企業はどこから回収しているのでしょう?結局は、私たちの買う商品の中にそうしたロスの分の金額ものっているのではないでしょうか?

安売り競争は、私にとってもありがたいことですが、果たして、その安さはどこからくるのでしょう?安く売るためには、安く仕入れなくてはなりません。商品を安く買い叩く連鎖は、私たちのところに廻ってこないのでしょうか?

私は、多い年には一年間で7000枚くらいの葉書を書きます。葉書代がずいぶんかかるので、以前は45円のエコーはがきをよく買っていました。しかし、何とか生活が立ち行くようになってからは45円のエコーはがきは買わないようにしています。私も決してお金があるほうではありませんが、私より生活が厳しい人のためにとっておいたほうが良いと思うのです。

最近、よく「賢い消費者」という言葉を耳にしますが、本当に賢い消費者なら、今だけの安さを追うのではなく、継続する幸せを考える必要があると私は思います。値段の安さだけではなく、「どうしたら世の中が良くなるか?」「どこの店を応援したいか?」を考える必要があると思うのです。そうしたことを考えない消費者は、「賢い消費者」ではなく、「愚かな消費者(意地汚い消費者)」なのではないでしょうか?

今の日本では、お金を払う人が異常に強い立場になりましたが、「篭に乗る人、乗せる人、そのまた篭を作る人」という諺もあるように、互いにお世話になっているのが事実だと思います。
良いお店を育てることを含め、外食したらお店のテーブルの上をきれいにしてくるとか、駅員さんに笑顔で「ありがとうございました」と声を掛けることなど、私たちが「本当の賢い消費者」になる方法はたくさんある気がします。

オリジンコーポレーション
杉井 保之 氏  こおろぎ より

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