社長ブログ

こおろぎ が届きました

(2005年11月30日)

子どものため

先日の総選挙は自民党の圧勝でしたが、私達はどれくらい各党の主張を知って投票したのでしょう?
私も小泉さんの改革に期待をしいていますが、小泉さんが総理になってから増えた赤字を一時間当たりで計算すると39億円に上ります。果たして、これだけの赤字を誰が支払うのでしょうか?

私達の時代に作られた負債を返済するのは、おそらく子ども達になると私は思います。私達の選択の結果を、選挙に参加できない子ども達に背負わせることは、とても申し訳のないことだと私は思います。

いろいろな会議に出ると、「子ども達のために」という言葉をよく耳にしますが、私達大人は本当に子ども達のことを考えているでしょうか?
昔は、「一人っ子ではかわいそうだ」と言ったものですが、出生率は下がる一方です。
子どもの数が少なければ、その子が負担する赤字も当然大きくなります。もし本当に「子どものため」を思うのなら、どうして子どもを増やさないのでしょう?

新聞によると、少子化の一番の原因は「育児にお金がかかるから」だそうです。しかし、その理由が本当なら、私達の親の時代はとても豊かだったことになります。どこの家にエアコンや車や電話があったでしょう?今よりずっと貧しかったかもしれませんが、今よりずっと家族で助け合って暮らしていたと思うのです。

ブランド品を買い、子どもに携帯電話を与えておいて、「子どもを育てるお金がない」と言うのは、どう考えてもおかしな話だと思います。親が贅沢な生活を優先しているだけのことなのです。

私は、いろいろなところで講演をさせてもらったり、子どもさんについての相談を受けさせてもらっていますが、食事を与え、お小遣いを与えていれば、親としての責任を果たしていると思っている親がとても多い気がしてなりません。

最近、「子どもが中学に行かないで、毎晩、遅くまで遊んでいるのですがどうしたらよいでしょうか?」という相談をよく受けますが、夜遅くまで遊ぶお金を渡しているのは、ほとんど親です。
何もしなくても生きていける習慣や、わがままが通る習慣を身につけてしまったら、その子が将来、どれほど苦しい思いをしなくてはならないか分からないと思います。

このように言うと、「お金を渡さずに、泥棒でもしたらどうする」と言う人がいますが、悪いことをすれば捕まることが当然のことです。こうした「当然の結果」や「困ること」は、とても大切なことです。
本当に困った体験がない人は、傲慢になります。何もしないで何とかなることは、決して良いことではないのです。人は困った経験から「どう生きたらよいか」を学び、成長していくのです。

親達が子どものことを思って懸命に働き、家を建てることは立派なことです。しかし、お金と食事を与えていれば良い親だというのはまったく間違いだと思います。どんなに勉強が出来ても、どんなに立派な学校に入っても、わがままな人間は幸せになりにくいものです。もし子どもが家の壁に穴を開けたり、汚い言葉を使うとしたら、親として一番大切な仕事をおろそかにしていると思います。

私には、政治家や役人が、「国民のため」「子ども達のため」と言いながら、自分達の生活(既得権)を守っているように見えることがよくありますしかし、もしかしたらそれと同様に、私達親も「子どものため」と言いながら、自分達のしたいことや楽しみを優先して、子ども達のことを後回しにしていないでしょうか?
私には大人のツケを子ども達に押し付けている気がします。

杉井保之氏 「こおろぎ」より

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