【こおろぎ】が届きました

(2006年11月13日)

こおろぎウォーキング

9月30日の日曜日に、50㎞と30㎞のウォーキングを行いました。この会も今年で4回目になり、今回は小児癌で義足となった少年とその家族が参加してくれました。

一口に30㎞と言いますが、休みなく歩いても6時間はかかる距離です。普段、歩いていない人なら15㎞を過ぎたあたりから足が痛くなり、歩くことが辛くなります。私は昔、歩きお遍路さんをしたことがありますが、お遍路さんや長い距離を歩くことは、人生を生きることとよく似ています。今回は、ウォーキングやお遍路さんから学んだ「人生の生き方のコツ」を簡単にまとめてみます。

まず、教訓の一つ目は、「人生は、辛くても、苦しくても、自分で歩くしかない」ということです。

人生では色々な問題と出会うことがありますが、そんな時、カウンセラーなどの専門家に相談することも良い方法ですが、結局、自分の問題を解くために努力するのは自分だということです。誰も、私の代わりに私の人生を作ってくれる人はいないのです。

時々、子どものことを思って、何かと力になろうとする親御さんがいますが、意見を聞くも聞かないも、その人次第、その子の問題を解くことはその子にしか出来ないことなのです。

教訓の二つ目は、「目的(夢)を持つこと」です。

ウォーキングの最中、「ゴールするんだ」という目的に向かっている時は、多少足が痛くても歩けるものです。しかし、目的(夢)を見失い、「こんなことをやって何の意味があるんだ?」とか「リタイヤしたいな」という気持ちに目を向けると、足の痛みは一層ひどくなり、歩くことが更に困難になります。

第三点目は、「意識を外に向け、周囲をよく観察すること」です。

お遍路さんには「橋の上では杖を突かない」とか「お地蔵さんや神社を見つけたら手を合わせる」という決まりがあります。ですから、どんなに頑張って歩いても、周囲の状況を無視すると失敗になってしまいます。こうしたお遍路さんの決めは、人生をよく生きるためにも、周囲をよく観察して、その時々に必要な行動をとることが大事だということを私達に教えてくれている気がするのです。

今回のウォーキングで大変感動したのは、先に紹介した義足の少年が道路のゴミを拾いながら歩いたことです。私など、ゴールすることばかりに目が行き、ゴミを拾うことはロス(遠回り)だとしか考えませんでした。彼は長い病魔との戦いの中で、ただゴール(人生の終わり)を目指すのではなく、ゴールまでの道のりを充実したものにすることを身につけているのだと思いました。

四点目は、「全力を出し切ったほうが、人の支えを感じられる」ということです。

このウォーキングは、元々、社員達が疲れて会話が少なくなったことがあり、そのときにみんなで30㎞歩いたのが始まりでした。
普通に考えると、疲れているときに疲れることをすればもっと疲れると思われがちですが、炎天下の中を30㎞も歩くと、一緒に歩いている仲間達の存在に心底支えられます。ゴールした時にそんな仲間と味わう達成感は格別なものです。

人は全力を出し、自分の力の限界に近づくときに、人の支えの大きさを知り、人の温かさを味わえると思います。今日の日本は、物が豊かになったため、何かに全力で取り組まなくても生活が出来るようになった反面、やり甲斐や、人の支えを実感する機会が少なくなった気がします。
私達の人生もいつか必ずゴールします。私達はその時までどんな人生を歩き続けるのでしょうか?精一杯生きて、自分を支えてくれた人のやさしさを充分に味わえたら素敵な人生だと思います。

杉井保之氏 「こおろぎ」より

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