【こおろぎ】が届きました

(2007年08月07日)

こおろぎ静岡掃除に学ぶ会

今年も、8月の25日・26日に静岡掃除に学ぶ会の年次大会を行います。
今回の講師は、「伝説のドアマン」として有名な名田正敏さんです。

名田さんは、山口県東部の祝島の出身で、小学校を卒業すると山口県仙崎にある水産講習所に入りましたが家の事情で中退し、魚の仲買見習になりました。しかし、徐々に魚が獲れなくなってきたので、29歳のときに大阪に働きに出ました。

そこで住友系の倉庫会社で働き始めたのですが、その倉庫が郊外に立ち退き、跡地に大阪ロイヤルホテルが建つことになり、34歳の名田さんはホテルで働くことになります。

ホテルで働くことになった名田さんが配属された部署はドアマンと組んで働く配車系でした。ドアマンはホテルに着いたお客様が初めに会う人なので、ホテルは気を遣って、長身で何カ国語かを話す見栄えの良い人を配属するものです。しかし、名田さんは小柄で唯一話せる日本語も田舎なまりだったため配車係に回されたのでした。

このまま仕事を続けるべきか、それとも転職するべきかを迷っているとき、上司から「名田君、上を上をと背伸びしてもしょうがないよ。学歴で競っては勝てっこないし、無いものねだりをしてもどうにもならない。それよりも君の土俵を作るべきだ。たとえば、お客様との心の結びつきにおいては誰にも負けないというような、お客様を誰よりも君のファンにするんだ。そこに活路があるのではないか」というアドバイスをもらい、名田さんは非番になると、ロイヤルホテルをよく利用される企業400社を一つひとつ訪問して、その会社の出入り口に立ち、重役達の名前と顔、車種、ナンバー、運転手名を覚える努力を始めたのでした。

暑い夏の日も、寒い冬の日も、名田さんは各社の駐車場に立ち、重役達の顔を覚え続けた結果、その熱意が運転手さん達にも伝わって協力をしてくれるようになり、2年がかりで400社、2000人の顔を覚えたのでした。

そうした努力の結果、名田さんはカーサービス係の責任者となり、ロイヤルホテルを代表するドアマンになっていきます。その後、グレードの高いホテルがオープンする度に、名田さんは必要とされ、その役職も副支配人、取締役支配人、顧客担当部長となっていきました。平成8年1月に名田さんがウェスティンホテル大阪を引退したとき、350人余りの人々が集まってくれ名田さんとの別れを惜しんだのでした。

名田さんは、「私の人生は、『人に喜ばれることをする』ただそれだけでした。学歴があったのでもなく、何か特殊な技能を持っていたわけでもなく、ただの配車係にすぎませんでした。それが上司に助言されて、人のお役に立とうと考えるようになり、そのことに専念してきました。すると人に喜んでいただけるにつれて、私も用いられるよなり、とうとう一流ホテルの副支配人にまでなれたのです。だから『人のお役に立てているかどうか』、それが全てだと思うのです」と語っています。

世の中には、「こんな自分ではダメではないか?」と不安を抱いている人がたくさんいるかもしれませんが、名田さんの生き方はそんな我々に、「決して器用でなくても、本気で打ち込めば、誰かが応援してくれ、やがて道は見えてくる」ということを伝えてくれている気がします。

杉井保之氏 【こおろぎ】より

■先日は南加瀬の家の見学会に多くの方にお越しいただきました。
ありがとうございました。

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