■ ココロが喜ぶ カラダが喜ぶ

(2015年04月24日)

 病気の恩恵についてお話します。

 病気になった結果、病気になる前と比べてどんな変化が起こったかを当事者に聞いてみると、「ストレスから解放された」「得られたものがある。病気になってよかった」という人がたくさんいます。

 たとえば、大腸がんの手術をされた社長さんの例です。

 病気になる前、どんな生活を送っていたら尋ねたら、「毎日仕事に追われていた」と言われました。

 仕事が忙しかったということについて奥様は「社員に振ればいいのに」と助言していたのに、ご主人は「社員には任せられない。自分がやらなければいけない」と言って、毎日14時間勤務をしていたそうです。時には週末も出勤していました。

 14時間、毎日働くって非人間的ですよね。もちろん、それが楽しくて楽しくて仕方なくて、喜びであればいいんですけど、この方はそうではなく、不安や恐怖心から働いていたわけです。

 もう一つ、娘さんの結婚について、奥様は大変喜んでいたのですが、ご主人は、「どこの馬の骨ともわからない奴と結婚して、娘は不幸になる」「旦那の顔なんか見たくもない」と言って、受け入れていませんでした。だから娘さんのことを考える度にストレスを感じていたようでした。

 その結果、ご主人は病気になり、休まざるを得なくなったわけです。

 それで、入院して何が起こったかというと、会社は潰れませんでした。むしろ社員は、率先して仕事をするようになりました。

 これが彼にとっての気付き、病気にならなければ発見できないことでした。

 また、社員を信頼できなかったのは、自分を信頼していなかったということにも気付きました。

 そして、自分が「できる社員」を育て上げてきたという自信を得ることができました。

 それから、「自分の価値=仕事」と決めつけていたので、仕事がなくなったら自分の存在価値がなくなってしまうと思い込んでいたのですがも「自分は仕事をしなくてもよい」と思えるようにもなりました。

 なぜかというと、仕事から離れても、奥様がちゃんとサポートしてくれることが分かったからです。

 稼ごうが稼ぐまいが、健康でいようが病気でいようが、自分は愛されていることが分かった。これはとても大きな病気の恩恵でした。

 また、娘夫婦がお見舞いに来てくれたことで、自分の娘が素敵な男性と結婚したことに気付く機会を与えられました。

 つまり、日常生活で不調和だった様々な部分が、病気になったことによって解消されたのです。

 病気の恩恵のトップに多くの人が挙げるのが、「周囲の人の思いやりや愛情を感じることができた」ということです。

 優しさや思いやり、愛情に触れることは一番大事なことです。

–心理療法家 川畑のぶこ-  みやざき中央新聞に掲載 

 

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