社長ブログ

【こおろぎ】が届きました

(2007年05月07日)

静岡ハガキ祭り

4月8日に第四回、静岡ハガキ祭りを開催しました。北は札幌、南は香川県から160名ものハガキ人が集まってくださり、心の温まる会になったことをスタッフ一同、とても喜んでいます。

今回は、株式会社イエローハットの鍵山相談役をお迎えして、「子ども達に伝えたいこと」というテーマでハガキの魅力や教育についてのシンポジウムを行いました。その時のお話をご紹介します。

(質問)複写ハガキとの出会いは?

平成3年の11月に坂田先生に薦められて複写ハガキを書き始めました。一枚目のハガキを坂田先生に書いたところ、「宛名は筆で書いたほうがよいですよ」という返事をいただき、宛名を筆で書くようにしました。

私(杉井)などは、人に薦めてもらっても、なかなか素直に受け入れないのに、鍵山相談役のような立派な方が薦められた通りに実践されている話を伺って、自分の傲慢さが、自分の成長を止めているということに気づかせていただきました。

(質問)ハガキを続けてきて良かったことは?

以前はあいまいだった表現が、ハガキを書いてきたことで具体的に簡潔になりました。
ハガキを書くことが億劫な時は、ハガキ全部を書こうと考えず、「一行だけ書こう」と決めて書き始めることがポイントだと思います。逆に、用意もしないで「あの人に書かなくちゃ」ということを頭の隅において生活することが、一番良くないことだと思います。

私(杉井)も色々な方の相談を受けますが、悩む人の手紙は、抽象的で、感傷的。文章が長いというのが特徴です。

(質問)現在の教育に欠けていることは?

生活感覚が欠けてきたと思います。生活感覚とは、普通の社会生活をしていくために最低限の常識や、当たり前の思いやりのことです。生活感覚が豊かな人は、自分にとって危険なことは、他人にも危険なことだという感覚がありますが、生活感覚が欠けてくると、自分の安全だけを考え、人の危険を全く考えなくなります。

また、生活感覚の低い人は、自分がかける迷惑は全く気になりませんが、自分が被る迷惑には異常な反応を示すようになります。
どんな大事件も、そうした些細なことが積もり積もって大事件になっていくのです。
イギリスの哲学者のカーネギーは、生活感覚の欠如を補う最も良い方法を「手伝いをしてもらうこと」だと言っています。

(質問)子ども達に伝えたいことは?

人に心配をかけないことが大事だと思います。特に親に心配をかけない人になってほしいと思います。そのためには我慢できる人になることが必要です。心配をかけないということと我慢するということは一対なことで、我慢が出来ない人は、心配をかけないことは出来ません。自分が我慢すればするだけ、人(両親)の苦労を取り除けると思うと、苦痛ではなくなります。人を喜ばす喜びを知ると、自分でも信じられない力が出てくるようになります。ですから子ども達には、与える喜びを知ってほしいと思います。

物や食事などだけのことを言えば、現代の子ども達はとても幸せかもしれませんが、歴史的に見て今の日本の子ども達は一番不幸だと思います。それは生活感覚や与える喜びといった大切なことを教えられていないからです。そうした大事なことを教えられないまま大人になっていくとしたらこんなに不幸なことはありません。本当に不幸にしないためにはどうしたらよいかを大人が真剣に考える必要があると思います。

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